寝ながら耳元で聞くための超小型スピーカーを作る

イヤホンやヘッドホンを使わず、ベッドや床で寝そべりながら音楽を聴きたい。
寝ながら耳をふさがすに音楽が聞けるニアフィールドリスニング環境が欲しい。
以前作ったスピーカーを使おうと思えば使えるのだけれど、少し大きい。
耳元に置くには邪魔。

というわけで、
今回はベットや床に寝そべりながら耳元に置いて聞く超小型スピーカーを作る。
[材料]
・MDFボード 厚さ5.5mm
もうダイソーではMDF材を扱わなくなっていてホームセンターで購入した。
・VFF(SP)0.3sq スピーカーコード
ホームセンターでは0.75とか太いケーブルしか扱ってなくてネットで購入。
・木工用ボンド(速乾)
・スーパーX2接着剤
・透明ニス
ボンドとニスはダイソーで購入。スーパーX2はホムセンで。
・パッシブラジエーター
NFJで以前買った余りを流用。
・ニードルフェルト
吸音材。NFJでネット購入。
・スピーカー
スピーカーユニットはNFJで購入。
以前のスピーカー作りで使ったPLS-P830985と同じPeerless社製のもの。
今回はさらに小さい40mmのものを購入。
NFJでは色々とスピーカーを扱っているけど、結局性能は値段に比例しているので高めのものをチョイス。
材料が揃ったところで早速製作開始。
まずはMDFボードを加工してエンクロージャーを作成する。
サークルカッターを使ってスピーカーとパッシブラジエーター部分の穴を開ける。

ノコギリで切断。MDF材は簡単に切れるからいいね。

木工用ボンド(速乾)で接着。小さいし速くくっ付くのでクランプは不要。

エンクロージャーにニードルフェルトを貼り付ける。

スピーカーユニットをネジ止めしてケーブルをはんだ付け。

スピーカーユニットと背面板を取り付け。
後から取り外せるようにやわらかなまま残るスーパーX2接着剤を使う。

パッシブラジエーターもスーパーX2で貼り付ける。
吸音材と干渉しないように今回は外側に取り付けた。

スピーカーのケーブル端子はコンポジット変換端子を自作して3.5mmステレオミニジャックに接続できるようにした。


完成。


ダイソー300円スピーカーとの大きさ比較。
作ったスピーカーの方が小さいのだけれど、スピーカーに重量があるためダイソー300円より重い。
音質は……ハッキリ言って比べものにならない。

DAP(Shanling Q1)と接続。
DAPが意外とパワフルだしスピーカーが8Ω/MAX10Wと低消費、
なのでDAPに直挿しでも十分駆動できる。
アンプを挟まないので音が非常にクリア。
パッシブラジエーターのお陰で低音もまあまあ出ている。

寝ながら耳元に置いて聞いてみるとハイレゾヘッドホンに負けないぐらいの解像度。
音の分離度も良い。
しかも耳を塞がず、耳への煩わしさも皆無。
今回のスピーカー作成は大成功なのでした!!
- 関連記事