小型スピーカーから高音ノイズがする

以前組み立てたスピーカーだけど、
よく聞いてみると「ぴ~~キュルキュキュる~」と高音ノイズが走る。
演奏中は気にならないが曲間の無音時にけっこう気になる。

またこのノイズとは別に、スピーカー通電時に耳がこわばると言うか耳が緊張する。
可聴帯域を超える超高周波でも出ているのかな?


対策として色々試行錯誤した結果、
原因はスピーカーとアンプとのインピーダンスが合っていないせいだった。
スピーカー「Peerless PLS-P830985」のインピーダンスが4Ω。
「NFJ YDA138デジタルアンプ」のインピーダンスが8Ω。
4Ω違う。

なので、
YDA138デジタルアンプのインピーダンスを4Ωにする改造を行った。

このページ
『NFJ YAMAHA製 YDA138 kit カスタム:4ΩSP対応アンプ』
を参考にさせて頂いた。

YDA138アンプの8Ω設定は
L1インダクタ:22μH
C1コンデンサ:0.22μF。

4Ωにするには
L1インダクタ:10μH
C1コンデンサ:0.47μF
に変更すれば良い。

しかしYDA138デジタルアンプは度重なる改造で基盤が傷んでいる。
(ハンダ付けが下手なせいもある)
次はスルーホールが溶け落ちてしまうかも。
という訳でこのような改造にした。

YDA138デジタルアンプ改造裏面インダクタとコンデンサーを増設

基盤の裏にインダクタとコンデンサを新たに増設した。

22μHのインダクタを並列に接続して合計11μH。
0.22μFのコンデンサを並列に接続して合計0.44μF。

10μH≒11μH、0.47μF≒0.44μF。
だいたい合っているからダイジョブでしょ(雑!!!!!!)


取り付けた部品。
太陽誘電インダクタ22μH とWIMAチップ形メタライズドPPSフィルムコンデンサ 63V 1μF
太陽誘電 インダクタ 22μH 2.3A
WIMA チップ形メタライズドPPSフィルムコンデンサ 63V 1μF
千石電商通販で購入。


この改造の結果「ぴ~~キュルキュキュる~」音も無くなった。
音質も柔らかめに変化した。

YDA138デジタルアンプ改造後表面


欠点は直置きすると基盤が傾いてしまう。
新しく固定方法を考えなければ。

スピーカーとアンプのインピーダンス、
多少の違いは許容範囲と聞いていたのでナメてたけど、
次からはちゃんと合わせるようにしよう。

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タグ : アンプ スピーカー ノイズ 電子工作
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Author:Enear

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