3D配線の電子回路を透明クリスタルに封入する(3)

前回は電子回路をUV-LEDレジンで硬化させた。
しかし厚すぎるため硬化失敗、歪な形になってしまった。
今回は研磨して形を整え平らにならしていきたいと思う。


まずはボリューム端子はマスキングテープを巻き保護する。
次にニッパーで余分な部分を切り落とし、棒ダイヤモンドヤスリで形を整える。
硬化したレジンは普通のABS樹脂より柔らかいので楽ちん。

ダイヤモンド棒ヤスリでヤスリがけ


今度は紙ヤスリで整える。粗目からだんだん細目にしていく。
下は#240~#400番でかけた後。大理石のような表面。

UV-LEDレジンヤスリがけ#240~#400


次に#600~#800でヤスリがけ。
見た目ではわからないけど手触りは結構ツルツルになってきた。

UV-LEDレジンヤスリがけ#600~#800


#1000~#1500。
表面は十分に平滑化したけど透明度は上がらず。

UV-LEDレジンヤスリがけ#1000~#1500


ダイソーの紙やすりセットは#1500番まで。
なのでホームセンターで追加で購入。
#2000番。透明度は一気にアップ。80%ぐらいに。

UV-LEDレジンヤスリがけ#2000


さらにより細かな研磨フィルムで磨く。
しかしこれ高いね。使い捨てで1枚400円。
#10000の研磨フィルム。
透明度さらにアップ!95%ぐらい。

UV-LEDレジンヤスリがけ研磨フィルム#10000



最後はコンパウンドを布につけて磨く。
自動車ボディ修復用が余っていたのでそれを使った。
透明度97%。

UV-LEDレジン、コンパウンドで磨く

残念ながら完全な透明にはならず。
#2000から#10000へ一気に行ったのが悪かったのかも。
また#3000~#5000から磨き直せば透明度がもっと上がるかな。



研磨が終わったので、
イヤホンが差し込めるように3.5mmイヤホンジャックをくり抜く。
ココはスーパーX2接着剤を流し込んでおいたので柔らかい。簡単にくり抜ける。

イヤホンジャックの異物をくり抜く




ボリュームつまみを取り付けて完成。

3D配線によるUVレジン硬化CRトーンコントロール回路完成01


重さは約130g。見た目より軽い。

3D配線によるUVレジン硬化CRトーンコントロール回路完成02


UV-LEDレジンの硬化失敗で気泡も多くなってしまった。
結構気になる。

3D配線によるUVレジン硬化CRトーンコントロール回路完成03


一方後からレジンで修復した箇所はほとんど目立たない。

3D配線によるUVレジン硬化CRトーンコントロール回路完成04

3D配線によるUVレジン硬化CRトーンコントロール回路完成05



次で最後。
実際に機器に接続してみようかと。

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