トランジスタ石ヘッドホンその後......

以前作ったトランジスタ石ヘッドホンアンプ。
部品交換できるようブレッドボードで作った。
けど、ジャンパー線が非常に邪魔。部品交換しづらい。
それに場所をとる。
ブレッドボードも接触不良を起こすのでいつも慎重な取り扱いに。


ブレッドボードトランジスタ石ヘッドホンアンプ05
ジャンパー線が邪魔ですき間に指が入らない。
コンデンサー交換しづらい。

ミニブレッドボードと3.5mmステレオジャック
ミニブレッドボードも接触不良を起こし、たまに音が出なくなる。




取り扱いが面倒なので、ブレッドボードを使わない設計にした。

しかしすべての回路を固定してしまうと、
せっかくの部品交換ができなくなってしまう。
なので、取り外さない「抵抗」とケーブル類はハンダ付けして、
他は部品交換用にピンソケットを取り付けることにする。




必要な材料はこんな感じ。
今までの構成を引き継げるようブレッドボードタイプのユニバーサル基板を使う。
ジャンパー線の代わりはビニル被覆の銅線で。
メッキ線やエナメル線を使うのは難易度が(自分には)高すぎる。



Fritzingで描いた回路図を見ながらハンダ付けする。

トランジスタ石アンプ取り外し用Fritzing回路図01

実際は1つのブレッドボード内だけでの配線なのだけれど、配線が重なり見づらい。
なので分かりやすいように、外部基盤を作りそれをピンソケットと見立てて回路図を描いてみた。


2番:ヘッドホン入力
3番:電源
12,13番:電源コンデンサ 470uF
15,16番:入力カップリングコンデンサ 47μF
18,19番:バイアスコンデンサ 0.01μF
22,23,24番:トランジスタ
27,28番:出力カップリングコンデンサ 470μF

コンデンサーは番号が若いほうがマイナス。
トランジスターはB,C,Eの順。
以前の記事も参考のこと。


ユニバーサル基板の裏側にケーブル配線して見た目をスリムににする。
表側には抵抗とピンソケットを配置。



はんだ付けして出来上がったもの。
表側はこんな感じ。

トランジスタ石ヘッドホンアンプユニバーサル基板01

ピンソケットにコンデンサーとトランジスターを差し込んで使う。
ブレッドボード版に比べてかなりスッキリしたね。


そして裏側。
ひどい配線。まさにスパゲッティコード。

トランジスタ石ヘッドホンアンプユニバーサル基板02

何度もハンダ付けを間違いそうになったよ。。。
余っていた単色コードだけを使ったのは間違いだったかも。





これと電池を100均のアクリルケースに収めて完成。

トランジスタ石ヘッドホンアンプユニバーサル基板完成01

ピンソケットに刺さらない太い配線のトランジスタやコンデンサーは、
ジャンパー線を介して差し込むことにした。


トランジスタ石ヘッドホンアンプユニバーサル基板完成02


これでサクサクっとコンデンサーを交換できるし、
収納するのも楽になった。
接触不良で悩まされることもない。

めでたしめでたし。





※P.S
ピンソケットを増設して、コンデンサーを並列に接続できるようにしてみた。
しかしコンデンサーの組み合わせパターンが増えて、
どの組み合わせが一番良いのか分からない。

うーむ。

トランジスタ石ヘッドホンアンプユニバーサル基板_改ピンソケット増設



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タグ : 電子工作 アンプ
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