フィルムスキャナー ケンコー KFS-14WS レビュー

古い写真が色あせてきているのでどうにかしてほしい
という家人の依頼からフィルムスキャナーを購入することに。

ネットで探してみるも4~5年前のモデルばかり。
そんな中、比較的新しい機種なケンコー KFS-14WSを選んでみた。



フィルムをスキャンしたらお役御免で使わなくなりそうな気もするけど、フォトフレームとしても使えるし、また親類等から頼まれて使う機会もあるかもしれないので、まあいいかなと購入。
で、早速使ってみる。


すべて手作業で行う

こうゆう機器を使ったことなかったので、勝手な想像としてフィルムをセットすれば全自動でスキャンしてくれるのかと思ってた。

しかし、実際はすべて手作業。

横のスリットにフィルムを差し込み1コマずつ手作業でスキャンしていく。
モニターには現在のフィルム画像が表示されるので、
「1コマ横を合わせて撮影ボタンをポチ、フィルムをスライド~」
の繰り返し作業となる。
フィルムの入れ替えは横から差し込んでセットするだけ。

手作業だが慣れてくると簡単。
慣れると1時間で1000枚ほどスキャンできた。
けど枚数が多いとかなり疲れる~。


別途SDカードが必要

画像の保存にはSDカードが必要。
縦横5728x3824の高画質スキャンJPG画像で1枚あたり6~6.5メガバイト使う。
8ギガのSDHCカードで1250~1300枚ぐらいスキャンできる。



スキャン画質


元の写真とスキャン画像を比較してみた。

・自然光で撮影したモノはかなり元の写真に画質が近い。良好
・フラッシュを焚いた写真では白みがかる傾向
・夕方の写真 → 赤っぽい
・フラッシュが強い → 青くなる
・外で曇りの写真 → 緑になる
・日差しが強い場合 → 黄色みがかる

下の青くなる、緑になる、黄色みがかるは少しだけRBG調整すると改善されるので、スキャナーの内部処理に問題があるような気がする。

スキャン画像の解像度は高く、さすが直接フィルムからスキャンしただけはある。
自然光で撮影したものは元の写真に近い。
しかしその他は、元の写真とだいぶ印象が異なる場合が多いなあ。


まあ印象の異なるスキャン画像もGIMPの色レベル調整でいけたりするし、
参考ページ → 『GIMPで黄色みがかかった写真を白く補正する』
スキャンで、もう写真の劣化を気にすることがなくなって良しとしておこう!


しかしSDカードの電子データも劣化するんだった。
DVD-Rに焼こうにも4~5枚になりそうなデータ量だし、
PC作る時、BD-Rにも焼けるドライブにしとけばよかったよ (いまさら)
データを長期保存することは難しいね。

関連記事
タグ : フィルムスキャナー SDカード
プロフィール

Author:Enear

最新記事
ワイヤレス耳掛けヘッドホンを自作する2 2023/09/12
ダイソー高音質300円インナーイヤー型イヤホンを試してみる 2023/08/13
耳の中がカユいのでカナル型イヤホンをインナーイヤー型に改造してみる 2023/08/12
マルチフレキシブルクリップを作って小型スピーカーをオフィスチェアに固定する 2023/07/15
目に670nm波長の光が良いということで試してみた。 2023/06/07
検索フォーム
全記事表示

全ての記事を表示する

カテゴリ
RSS リンク
ブログランキング
プライバシーポリシー