Linux PCではBluetoothにLDACコーデックが使えるらしい。

UbuntuなどのLinux OSではBluetooth接続にソニーのLDACコーデックが使えるとのこと。てっきりUSB Bluetoothドングルが対応していないと使えないかと思ってた。まあAndroidでも8.1以上ではLDACに対応しているからコーデックの対応というのは純粋にOS側の問題なのかもね。

現在Windows,Ubuntuデュアルブート環境なので早速導入してみる。
しかしUbuntuはほとんど使わないLinux初心者なのであった…
デフォルトでは使えないのでネットで色々調べて必要なパッケージをインスコ。
なんとかLDACを使えるようになった。
Ubuntuのバージョンは18.04。


https://www.hobbby.net/audio/post-1269/
のページを参考に

sudo add-apt-repository ppa:eh5/pulseaudio-a2dp
sudo apt-get update
sudo apt-get install libavcodec-dev libldac pulseaudio-module-bluetooth
pulseaudio -k
pulseaudio --start


を実行。

正しくインストールされているかここのページを参考に、
https://www.labohyt.net/blog/gadget/post-4569/

pacmd list-cards

で確認してみる。

しかし、
device.description = "WF-1000XM3"の項目を見てみるも、
コーデックはA2DP Sink: SBCのみ。
正しくインストールされていない模様。

pacmdコマンドによるプロファイル表示、sbcのみ確認


https://blog.katio.net/page/linux-bluetooth
を見てみると、
pulseaudio-bluetoothのみアンインストールしてからインストールしたほうが良いとのこと。

ということで、
https://installlion.com/ubuntu/vivid/main/p/pulseaudio-module-bluetooth/uninstall/index.html
を参考に

sudo apt-get remove pulseaudio-module-bluetooth

でアンインストール。

https://github.com/EHfive/pulseaudio-modules-bt/wiki/Packages
を参考に

sudo add-apt-repository ppa:eh5/pulseaudio-a2dp
sudo apt-get update
sudo apt-get install pulseaudio libavcodec58 libldac pulseaudio-modules-bt


再びインストール。

その後リセット

pulseaudio -k
pulseaudio --start


を実行。

おお、接続してた!

ubuntu設定でのBluetoothサウンドデバイスプロファイル設定画面

早速、聴き比べ。
音はWindows(多分aptX接続)で聞くより良い。
微妙な違いというのでは無くハッキリ分かる!
クリア、解像度が高い。
別にハイレゾでもなく44.1khzでの再生なのに。



しかし、Ubuntuデフォルトの音楽プレーヤー「Rhythmbox」が使いづらい!
使いづらすぎる!

なので音楽プレーヤー「foobar2000」をインストールしてみる。
Wine版は、

sudo snap install foobar2000

で、楽ちんにインストールできるとのこと。

だが起動してみたら文字化け。文字が豆腐(すべて「□□□□」となる)で操作できない!
http://baker-street.jugem.jp/?eid=701
のページを参考にWindows 10からフォントを持ってきて入れれば良いらしい。

けど$HOME/snap/foobar2000/commonの下にそんなフォルダないよ?
……隠しフォルダなのか。
Ctrl + h で表示させてフォントをコピー。
文字化け直った!


やっと使えるようになってmp3を再生。
げっ!!マウントしたWindows環境からのドライブが読み込めない。
デュアルブート環境だからなのか?
いろいろ調べたら、


Ubuntuソフトウェア(オレンジ色のバッグにAのマークが入ったアイコン)から「インストール済み」のfoobar2000をクリック
「Permissons」のボタンからRead/write files on removable strage devicesをオンにする

ことでマウントしたドライブから再生できるようになった。

音楽再生しつつイコライザーを調整してみようかとDSPウィンドウを開く。
え?!イコライザーがセーブ&ロードできない!ボタン自体がない!
どういうこと?
Wine版Foobar2000はイコライザーがセーブできない

調べるとバグらしく3~4年前から全く改善されていないらしい。
Windowsで作った「foobar2000」用イコライザー設定をUbuntuに移して色々試したかったのに…トホホ。

Wine版「foobar2000」でイコライザーでプリセットが読み込めない事により、UbuntuをメインにLDACで音楽を聞くという計画も頓挫。
せっかくいい音で聞けるのに、うーむ。どうしたものか。





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タグ : Linux Bluetooth LDAC ヘッドホン foobar2000
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