楽天モバイルからpovoに乗り換えたらスマホのバッテリーが恐ろしく持つようになった件

今までOPPO Reno 5Aは楽天モバイルで使っていた。
月額は3Gまで980円それ以上はデータ無制限2980円のプランだったけど、ほとんど使わず。
家のWiFiで事足りてたので毎月0.01~0.03Gのデータ利用量。
はっきり言って無駄が多すぎるのでpovoに乗り換えることにした。

eSIMで使ってたのでサクサクっと半日ぐらいで乗り換え完了。
今度からは180日ごとに300~400円の利用でスマホを維持できる。
ただし通信速度は128kbpsだけど。


今まで何回かOPPO Reno 5Aのバッテリー消費を調査してきた。

OPPO Reno5 Aのバッテリー消費が早すぎるので検証してみた。
OPPO Reno5 Aのバッテリー消費検証 その2

楽天モバイルからpovoに乗り換えたことだし、今回もバッテリー消費がどのように変わったか調べてみる。


まずはOPPO Reno5 Aをデフォルトアプリのみにして検証。
バッテリー100%からディスプレイオフにして3日程度放置する。
このまま同じようにバッテリー消費すると仮定してバッテリー10%になるまでの時間を計算した。

reno5aバッテリー残 povo全くアプリ無し

結果、14日と1時間3分



次に何かアプリをインストールして検証してみる。
デフォルトアプリにLINEをインストール。
バッテリー100%から3日程度放置。その後バッテリー10%になるまでの時間を計算。

reno5aバッテリー残 povoLINEのみ

結果、13日と3時間26分



まとめると、povoでバッテリー100%から10%になるまでの時間は、

デフォルトアプリのみ: 14日と1時間3分
LINEをインストール : 13日と3時間26分

※省エネモード、モバイルデータ通信オフなどは行わず

おお!、すごくバッテリー持ち時間が増えているんですけど!!



以前の楽天モバイルで計測した結果は、

・デフォルトアプリのみ: 2日と19時間41分
・LINEをインストール : 1日と7時間51分

比較するとpovoにした後はバッテリー持ち時間が4倍~10倍になっている。


また以前の計測で、楽天モバイルで省エネモードを適用したりモバイルデータ通信オフにした状態では、

省エネモード、デフォルトアプリのみ : 13日と12時間
省エネモード、LINEインストール    : 12日と12時間41分
モバイルデータ通信オフ、デフォルトアプリのみ : 13日と13時間30分
モバイルデータ通信オフ、LINEインストール   : 12日と8時間15分

となっていた。
楽天モバイル加入時では省エネモード適用やモバイルデータ通信オフの状態で、ようやくpovoと同じぐらいのバッテリー持続時間になる。



povoにしてなぜこんなにバッテリー持ちが良くなったのか考えてみた。


●電波が変わった事によるおかげ (可能性:小)

povoはau基地局を利用している。なので電波が変わったことでバッテリー持ちが良くなった可能性がある。しかし自宅では楽天モバイルはアンテナ4本だったのがpovoはアンテナ3本になっており通信状態は悪化している。通信状態の悪化はバッテリー持ちが悪くなる原因であり、これは考えられない。
現在povoでは5GではなくVoLTEで接続されている。このおかげでバッテリー持ちが良くなった可能性もあるけど、以前楽天モバイルのときに4G電波と5G電波で比較してもさほどバッテリー持ちは変わらなかった。これも考えにくい。



●楽天関連のアプリを削除した事によるおかげ (可能性:大)

povoに乗り換えるにあたって未使用のプリインストール楽天関連アプリ9~10個と楽天LINKアプリ、楽天モバイルアプリを削除した。
バッテリー持ちが良くなったのはこれらの削除によるおかげなのかもしれない。
特に怪しいのが楽天LINKアプリ。
楽天LINKアプリは常にモバイルデータ通信をオンにしておく必要があり(オフにすると電話番号が非通知になってしまう)、頻繁にモバイルデータ通信を使用していると思われる(データ利用量には現れないけど)
モバイルデータ通信はバッテリーを多く消費させる。
もうpovoに乗り換えてしまったので正確な検証はできないけど、これが一番怪しいのかと。
(※楽天モバイルの人は楽天LINKアプリを削除してしまうと無料通話ができなくなってしまうので注意)



楽天モバイルのときはOPPO Reno 5aはバッテリー持ちが悪いなと思っていた。
しかしpovoに乗り換えたおかげでバッテリー持ちが良くなりビックリ。
乗り換えによる副次的な効果だけどかなり嬉しい。
充電回数も減って楽ちん。
これでバッテリー消費を気にせずにもっと色々アプリを入れてみる気になったよ。



タグ : スマホ バッテリー OPPO 楽天モバイル pvo

OPPO Reno5 Aのバッテリー消費検証 その2


セカンドスマホとして買ったOPPO Reno5 A。
前回はアプリのインストールでどれだけバッテリー消費が違うか検証してみた。
結果はアプリのバックグラウンド通信の影響で、
アプリを起動していなくてもバッテリーが多く消費されることが分かった。


今回は省エネモードとモバイルデータ通信をオフにしたときのバッテリー消費を検証してみる。
モバイルデータ通信オフのときは家庭用WiFiで通信する。
画面リフレッシュレートは以前と同じく標準の60Hz。



●省エネモードでデフォルトアプリのみ
まずは省エネモードで検証。
通信はモバイルデータ通信ON、WiFiもON。
Reno5 Aのインストールされているアプリはデフォルトアプリのみにして、
バッテリー100%からディスプレイオフにして放置する。
アプリは一切動作させない。

reno5aバッテリー残 省電力モード全くアプリ無し

バッテリー10%まで待つと検証に時間が掛かり過ぎてしまうので3日ぐらいで終了させた。
このまま同じようにバッテリーが消費すると仮定して、バッテリー10%になるまでの時間を計算する。

10%まで持つ時間は13日と12時間。


●省エネモードでLINEのみインストール。
次にReno5 AにLINEをインストールしてバッテリー100%から放置。
モバイルデータ通信はON、WiFiもON。

reno5aバッテリー残 省電力モードLINEのみ

こちらも検証時間短縮のため3日程度の放置で終了。
同じようにバッテリー消費すると仮定してバッテリー10%になるまでの時間を計算した。

10%まで持つ時間は12日と13時間41分。



●モバイルデータ通信をオフにしてデフォルトアプリのみ
今度はモバイルデータ通信をオフにして、通信は家庭用のWiFiのみで接続する。
省エネモードはオフ。
アプリはデフォルトアプリのみとし、バッテリー100%からディスプレイをオフにして放置する。

reno5aバッテリー残 モバイルデータ通信オフ全くアプリ無し

3日ぐらい放置。
バッテリー10%になるまでの時間を計算。

10%まで持つ時間は13日と13時間30分。



●モバイルデータ通信をオフにしてLINEをインストール
モバイルデータ通信オフ、家庭用のWiFiオン。
省エネモードはオフ。
インストールアプリは、デフォルトアプリに加えてLINEをインストール。
バッテリー100%から放置。

reno5aバッテリー残 モバイルデータ通信オフLINEのみ

3日ぐらい放置して終了。
バッテリー10%になるまでの時間を計算。

10%まで持つ時間は12日と8時間15分。



まとめると10%まで持つ時間は、

●省エネモード
  ・デフォルトアプリのみ : 13日と12時間
  ・LINEインストール    : 12日と13時間41分

●モバイルデータ通信オフ
  ・デフォルトアプリのみ : 13日と13時間30分
  ・LINEインストール   : 12日と8時間15分



前回の検証では最も長くバッテリーが持って2日19時間。
それと比べると省エネモード、モバイルデータ通信オフでは4倍~5倍もバッテリー持続時間が長くなっている。

LINEアプリを入れると1日程度バッテリー持続時間が短くなってしまうが12日以上バッテリーが持つのだから、LINEのバックグラウンド通信によるバッテリー消費の影響は少ないと言える。


モバイルデータ通信オフにするだけでこれだけバッテリー持ちが良くなるということは、AndroidOSの機能かデフォルトアプリの一部でバックグラウンドでモバイルデータ通信を多く使っていて、バッテリーの大幅消費につながっているのではないかと思う。

省エネモードはモバイルデータ通信オフより少しバッテリー持続時間が短い。
想像だけど、省エネモードもモバイルデータ通信を適宜オンオフしていて基地局とバックグラウンド通信をする頻度を下げることでバッテリー消費を抑えているのではないかと思う。



モバイルデータ通信オフにする事が一番バッテリー消費節約になる。

が、現在楽天モバイルに加入しており、モバイルデータ通信をオフにすると楽天リンクアプリで電話番号通知が非通知になってしまう。なのでモバイルデータ通信をオフにはできない。

適宜省エネモードを使っていくしか無いのかなあと。








タグ : スマホ バッテリー OPPO

OPPO Reno5 Aのバッテリー消費が早すぎるので検証してみた。

3ヶ月ほど前にセカンドスマホとして買ってみたOPPO Reno5 A。
買った当初は2~3日放置しても十分バッテリーがもっていた。

しかし最近バッテリーの消費が早い。もって1日程度。
ほとんど何も使ってないのになぜ?
大容量4000mAh2バッテリーのはずなのだが。

ネット情報でもOPPO Reno5 Aはバッテリー持ちが悪いという情報がある。

このセカンドスマホにはほとんどアプリを入れていない。
心当たりがあるとしたら最近LINEとTikTokを入れた後バッテリー持ちが極端に悪くなったような気がする。



という訳で今回は、

OPPO Reno5 Aを使って

・デフォルトアプリのみ
・LINEをインストールした状態
・TikTokをインストールした状態
・LINEとTikTokをインストールした状態


それぞれのバッテリー消費の変化を比べて検証してみたいと思う。

今回の検証では省エネモード、超省エネモードは実行しない。
画面リフレッシュレートはバッテリー消費の少ない標準の60Hz。
バッテリー100%からディスプレイをオフにしてアプリを起動させず様子を見る。

OPPO RENO 5A バッテリー設定100%




●デフォルトアプリのみのバッテリー消費
後から入れたアプリを全てアンインストールして、デフォルトアプリだけに。
その後バッテリー100%からディスプレイをオフにして全く使わず放置してみる。

OPPO RENO 5A アプリ無しバッテリー10%

バッテリー残り10%で終了。
結果は、2日と19時間41分。

やはりLINEとTikTokを入れなければ2日以上は持つ。



●LINEをインストールした状態でのバッテリー消費
次にデフォルトアプリに加えて、LINEをインストールしてバッテリー100%まで充電して放置。

OPPO RENO 5A LINEのみインストール バッテリー10%

バッテリー残り10%で終了。
結果は、1日と7時間51分持った。



●TikTokをインストールした状態でのバッテリー消費
デフォルトアプリはそのまま。
LINEをアンインストールして、その後TikTokをインストール。
バッテリー100%まで充電した後放置してみる。

OPPO RENO 5A tiktokのみインストール バッテリー10%

バッテリー10%で検証すると深夜になってしまうので残り25%で終了した。
この時点で1日2時間23分。
このまま同じようにバッテリーが消費すると仮定して、バッテリー残り10%の場合での時間を計算した。
バッテリー10%では1日と7時間40分という結果に。



●LINEとTikTokをインストールした状態でのバッテリー消費

デフォルトアプリに加えて、LINEとTikTok両方をインストールしてバッテリー100%から放置。

OPPO RENO 5A LINEとtiktokのみインストール バッテリー10%


バッテリー残り10%で終了。
結果は、1日と3時間11分持った。



結果をまとめると

OPPO Reno5 Aをまったく何も操作しない状態で
バッテリー100%→10%まで持つ時間は、

・デフォルトアプリのみ 2日と19時間41分
・LINEをインストールした状態 1日と7時間51分
・TikTokをインストールした状態 1日と7時間40分
・LINEとTikTokをインストールした状態 1日と3時間11分




以上の結果から、

LINEやTikTokで1日以上バッテリー持ちが悪くなる事が分かる。
動作させなくてもバックグラウンドで常に通信しているからだと思う。
バックグラウンド通信はLINEでは通知の待機、TikTokでは動画のダウンロードなどを行っているのかと。


LINEとTikTok両方インストールしたら大幅にバッテリー持ちが悪くなると予想していたが、片方のみインストールと4時間ほどしか違わない。
LINEやTikTok共にバックグラウンド通信を常に行っているからで、通信データが多くなっても通信頻度はあまり変わらないせいなのかもしれない。


この結果からバッテリー持ちの改善を考えてみた。
アプリでバックグラウンド通信をさせないようにすればよいのだけれど、
LINEで通知の機能を停止したりするとリアルタイムの通知が来なくなる可能性があり、デメリットも多く難しい。

やはり頻繁にバッテリーを充電する、
もしくは省エネモードの発動をデフォルトの15%からそれ以上にする
などして、賢く使っていくしか無いのかしらん。




タグ : スマホ バッテリー OPPO

iPhone+AirPodsだけで音楽を聞いている人は圧倒的に音質面で損をしている

日本人の60%以上はiPhone使いだし、有線接続の煩わしさもあってAirPodsなどのワイヤレス環境もかなり普及した。なので音楽鑑賞はiPhone+AirPodsだけでという人も多いのではないだろうか。

外出時などの利便性を優先すればそれがベストなのだろうけど、四六時中その環境だけで音楽を聴くのは損をしているなあと思う、特に音質面において。


今回はなぜスマホ+ワイヤレスで聴くと音質が悪いのかという説明と、少しのコストからできる改善点、さらに音楽沼にハマらない程度でのソコソコの音楽環境改善について解説したい。




ダブルの音源圧縮で音質が悪くなる

スマホ+ワイヤレスの音楽環境では、容量を減らすための圧縮とワイヤレスで伝送するための圧縮で、実際に聞くまでに2回も音源が圧縮されている。

(iPhoneではAACの圧縮音源とワイヤレス伝送のためのAAC圧縮。Androidではmp3圧縮音源とワイヤレス伝送のためのapt-X,LDAC,AACの音源圧縮)

このとき音源は不可逆で圧縮される。
つまり圧縮されたデータは展開しても元のデータには戻らず、元のデータより音質が悪くなっている。
人に聞こえないとされる高音域はバッサリとカットされてしまうし、音の解像度も低くなる。

(音の解像度とはAMラジオ、FMラジオ、CDを聞いたときを思い浮かべてもらえば分かりやすい。前者になるほど音はザラザラした感じがして解像度が低い。後者になれば音に艶が出るように感じられ解像度が高い。)

特にワイヤレス伝送するための圧縮はリアルタイムで圧縮・展開処理をする必要があり、処理速度優先のために音質をかなり犠牲にしている。




安くても良いから有線イヤホンで聞いてみよう

有線イヤホンを使えば、ワイヤレス伝送のための不可逆圧縮はされない。
なので圧縮による音質悪化を防ぐことができる。

安い2000~3000円の有線イヤホンでもその違いが分かるのではないだろうか。

例えば、iPhone環境ならばEarPods。



AndroidユーザーならばFinal E2000など。
(※3.5mmイヤホンジャックが無いなら安くても良いので3.5mm to USB-C DACを)





さらにロスレス音源にすれば違いは必ず分かる

通常ネットで購入する楽曲のファイル形式はAACやmp3だと思う。
不可逆圧縮の音源なので元のデータより音が悪くなっている。

一方ロスレス音源、つまり可逆圧縮音源であるApple Lossless「.ALAC」、flac「.FLAC」や無圧縮音源「.WAV」の音源ファイルでは音質の悪化はない。

なので有線イヤホンで「.ALAC」「.FLAC」「.WAV」の音源ファイルを聞けば、不可逆圧縮音源+ワイヤレスで起こる音質の悪化は完全に防ぐことができる。

Apple LosslessはApple Musicから、flacはmoraなどのサイトから購入できる。

またCDをリッピングすることでALAC,FLAC,WAVのロスレスファイルを作ることができる。これらをスマホに取り込めば良い。





ストリーミングだったら44.1kHz /16bit以上のものかハイレゾ音源を。
(Amazon Music HDのコーデックはFLACらしい)



有線イヤホンに変えてロスレス音源で聴けば、

音のクリアさ、
高音の艶やかさ、
ボーカルの伸び、

など、圧縮音源+ワイヤレスで失われてしまったモノが必ず分かると思う。

ワイヤレスで聞き慣れている人は元の楽曲の違った一面を垣間見ることができるはず。



どちらか片方だけでは効果が薄い

不可逆圧縮音源+有線イヤホンや、
ロスレス音源+ワイヤレスイヤホンなど、
どちらか片方に不可逆圧縮が入ってしまうと音質の改善効果は薄くなる。
必ずロスレス音源+有線イヤホンの構成で聴いてみよう。




さらなるオーディオ環境アップへ

オーディオの環境にハマることをオーディオ沼にハマるというらしい。
ネット上からハマっている人々を見ると、手間ひま・お金を湯水のように注ぎ込んでいて、その沼の深さははかり知れない。

そのオーディオ沼にハマるとは行かないまでも、ソコソコのコストで音楽鑑賞環境アップできるポイントを紹介したい。


●同価格帯ならイヤホンよりヘッドホンの方が音が良い
同じメーカーで同じ価格のイヤホンとヘッドホンがあるとするならば、イヤホンよりヘッドホンの方が音質が良い。
ヘッドホンの方がドライバーユニット、バスブースト構造を大型化できるためで、音のクリアさや低音の強さが上回る。


●まずは1万円程度の有線接続の製品を。3万円以上の製品は趣味の領域
例えば2000円の有線イヤホンと、5000円の有線イヤホンでは値段による性能アップが分からなかったりする。
確かに音の聞こえは違うのだけれどそれが良いかといえば…のような感じになることも多い。

一方、1万円以上の有線イヤホンになると、やっぱり2000円のイヤホンとは違うわ~とその良さをしみじみ感じることができる。

また3万円ぐらいまでは順調に価格による性能アップを感じることができる。
しかし3万円以上になるとコストに対する性能アップが感じられなくなってくる。
(個人的にはこれ以上の価格の製品は違いのわかる人向けというか、オーディオ沼にハマる人向けだと思っている)


●DACで音質改善
スマホとイヤホン・ヘッドホンの間にDACを挟むことで音質改善や解像度アップが期待できる。
DACはチップのメーカーで音質がかなり異なる。
ESSか旭化成エレクトロニクスのDACチップを搭載したものを選ぶのが一番無難。

手軽に音質改善できるスマホ向け小型製品もある。



iPhoneユーザーなら3.5mmイヤホンジャックが使えるようになり、
イヤホン・ヘッドホン製品を選ぶ選択肢が広がる。



(※ちなみにEarPodsのライトニングコネクタ部分にDACチップが搭載されているが性能はそれなり)




という訳で今回は、有線接続による音の良さについて説明してみました。

スマホとワイヤレスでしか音楽を聞いていないという人は、
ぜひとも有線イヤホンでロスレス音源を聞いてみてください。
今まで聞いていた音楽の印象が全く違うものに変わりますよ。



タグ : イヤホン ヘッドホン スマートフォン

Bose QuietComfort Earbuds II と色々比較する

Bose QuietComfort Earbuds II イヤホン本体

先日購入したBose QuietComfort Earbuds II(※以下qce2と省略)と手持ちのノイズキャンセリングイヤホン・ヘッドホンを比較してみました。
またアクティブノイズキャンセリング機器ではありませんが耳栓・イヤーマフなどの消音器具とも比較してみました。

ノイキャン能力の比較は私の主観的な判断ですので飽くまで参考程度にとどめておいて下さい。


QCE2 vs Bose QuietComfort 20 (QC20)


Bose QuietComfort 20 01


ノイキャン能力
同じBose製品なのでノイズキャンセリング能力の傾向が似ている。QCE2はQC20のノイキャン能力をさらに伸ばした性能といえる。

工事現場の騒音で比較
  QC20: 重機のエンジン音80%ぐらい消える
     ドン、ガンなどの突発的な音ははっきり聞こえる
     コンクリなどを削るズガガガガという音は40%ぐらい低減

  QCE2: 重機のエンジン音は90%以上消える
     ドン、ガンはほとんど聞こえない
     ズガガガガというドリル音は90%以上消える

高音の除去能力
 ・QCE2,QC20共に高音のノイキャン能力が弱い。QCE2の方が除去能力が高い
 ・QC20はほとんど高音を除去できない
 ・QCE2は金属音に弱いがそれ以下の高い周波数はQC20より消えている

ノイキャン能力以外
 ・イヤホンの心地はQC20の方が上。圧迫されず軽い。
 ・QC20は太めのケーブルが邪魔。
 ・音質はQCE2のほうが解像度が低い。音の好みはQCE2。


QCE2 vs Sony WI-1000XM2


WI-1000XM2

ノイキャン能力
WI-1000XM2は低音が取り切れていない。自動車のエンジン音、ドアのバタンという開閉音は聞こえてしまう。
一方QCE2はそれらの音を完全に消す。

 ・テレビの音で比較
   WI-1000XM2:主に中高音の音声が消える。
  総合的にとらえて20~40%ぐらいの除去能力

  QCE2:低音から中音までの音声が消える。
  総合的にとらえて60~70%ぐらい除去能力


高音の除去能力
  QCE2でも除去されてない訳ではないが、WI-1000XM2に軍配が上がる。

ノイキャン能力以外
  ・WI-1000XM2は耳内部の血管の拍動が聞こえる。QCE2には無い
  ・WI-1000XM2はイヤーピースの圧迫感が強い。
   また先端ノズルに角度がついているので耳が痛くなる
  ・WI-1000XM2はネックバンドで肩がこる
  ・無音時のホワイトノイズはQCE2の方が強い
  ・音質はLDAC・有線接続可能なWI-1000XM2の方が上。
   はっきり言ってQCE2と比較にならない。


QCE2 vs Sony WH-1000XM3


WH-1000XM3_Hontai.jpg

ノイキャン能力
・低音域はQCE2の方がノイキャン能力が高い。中音域で互角。高音域でWH-1000XM3が上回る

 ・テレビの音で比較
  WH-1000XM3:低中高音まんべんなく消える。
        が主観的にはQCE2よりは消す能力が弱く感じる。
        総合的にとらえて40~60%ぐらい消えている。

高音の除去能力
  WH-1000XM3の方が除去能力が高い

ノイキャン能力以外
  ・WH-1000XM3はヘッドホンなので夏は蒸れる。長時間つけてられない。
   外での装着も目立つ。
  ・音質はLDAC・有線接続可能なWH-1000XM3の方が上。



QCE2 vs 耳栓


MOLDEX 6600 Softies 耳栓

耳栓の中でも性能が高いとされるMOLDEX製耳栓と比較してみた。

消音能力
 ・除去能力の特徴として、QCE2では音が「消える」が耳栓では低減されるだけ。
  なので耳栓では大きな音は遠くで聞こえるような感じになる
 ・低音域、中音域はQCE2の方が上。
 ・高音域は圧倒的に耳栓に軍配。聞こえなくなる訳でないがかなり低減される。
  比較したノイキャン機器・消音器具の中では耳栓が一番高音域を除去している

 ・テレビの音
   耳栓:中音域一部が聞こえるような感じ。
      総合的にとらえて60~70%ぐらい消えている


ノイキャン能力以外
  ・耳栓はスポンジによる内側からの圧迫感が不快。
   耳の中が真空状態になってキーンとするし、耳の血管の拍動が聞こえる
  ・耳栓は価格は安いが使い捨て。アルコール消毒しても3~5回の使用が限度。
  ・耳栓は装着が面倒。つぶして入れるが、中々入らない
  ・耳栓は音楽は聞けない。
   またイヤホンのようにすぐに外音取り込みに切り替えるようなことはできない


QCE2 vs イヤーマフ


3M PELTOR X5A イヤーマフ

3M PELTOR X5A。上から2番めのグレードのイヤーマフと比較してみた。


消音能力
  ・低音域ではQCE2がやや有利(音が消えるので)。その他はイヤーマフの方が上。
   イヤーマフはほとんどの音を消す。
   だが強い大きな音は気になる程度には聞こえてしまう。
   高音域も少し聞こえる。

  ・テレビの音
   イヤーマフ:ほとんど聞こえない。たまにカサカサした音が聞こえる程度。
         音の80~90%は消えている

ノイキャン能力以外
  ・イヤーマフは側圧が強いので不快感を感じる。
   また熱がこもる。せいぜい1時間程度しかつけてられない。
  ・イヤーマフは耳の拍動が聞こえる。自分の呼吸音も気になる。
  ・イヤーマフは音楽は聞けない。
   またイヤホンのようにすぐに外音取り込みに切り替えるようなことはできない
  ・イヤーマフはノイキャンイヤホン・ヘッドホンに比べて値段は安い


QCE2 vs イヤーマフ+耳栓


MOLDEX 6600 Softies 耳栓3M PELTOR X5A イヤーマフ

イヤーマフと耳栓を同時併用。
全てのノイキャン機器と比べ物にならない最強の消音能力。

消音能力は比較にならないのでその他感想
 ・消音能力は最強だが、
  「イヤーマフの側圧」+「耳栓の内側から広げる圧力」+「熱がこもる」
  の圧倒的不快感 。夏場は15分以上の装着は無理。
 ・大きな声で話しかけられても気が付かない。むしろ危険
 ・イヤーマフ+耳栓と比べるとQCE2の消音能力は70%ぐらいか
 ・イヤーマフ+耳栓の強い不快感を思うとQCE2をつけた方が断然良い




番外編 「QCE2 + イヤーマフ」

番外編。イヤーマフに耳栓ではなく QCE2を装着してみた。
ギリギリ3M PELTOR X5Aの内部にQCE2が当たらずに着けることができた。

感想
 ・消音能力はQCE2に高音域除去が加わったような感じ。
  イヤーマフ+耳栓より消音能力が弱いように感じる
 ・耳の拍動、自分の呼吸音はQCE2によって聞こえなくなる。
  なので無音時の静けさはイヤーマフ+耳栓より上
 ・耳栓による装着の不快感は無くなるが相変わらずイヤーマフの不快感は強い




以上、今回はBose QuietComfort Earbuds IIと色々な消音器具を比較してみました。
QCE2より音を消す能力が高い機器もありましたが、装着感や使い勝手も考えるとやはり現状はQCE2を使うのが一番だと思いました。
という訳で今後もQCE2をメインとして使っていこうと思います。












タグ : ノイズキャンセリング イヤホン ヘッドホン
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Author:Enear

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